『新社会学研究』投稿論文公募のお知らせ(12/31エントリー締切)

『新社会学研究』(第9号、新曜社から2024年秋に刊行予定)では、自由論題での論文掲載に向けたエントリーシートの募集をしています。どなたさまも奮ってご応募ください。「呼びかけ文」は以下のとおりです。

【自由論題、公募呼びかけ文】

「『新社会学研究』は、今から遡ること170年前に「市民社会における不幸に係わる自己認識の科学」として出発した思想としての社会学本来の姿に立ち戻り、通時的には現代日本の文化、ジェンダー、親密圏、教育、エスニシティ、宗教、法律、政治、経済、産業の各所に遍く澱のように潜む矛盾や桎梏の揚棄、共時的には原発震災以降、顕著となった歪められたコミュニケーションによる市民社会分断からの防護等の諸課題に向けて、透徹なる分析に裏打ちされた有意味な批判ならびに、より良き未来を導く豊かな提言を投げかけることを可能とする、社会学の技術と精神の、普及、告知、称揚、涵養、発展、革新を図る学術誌たることを、その使命とする」。この宣言文を掲げ、読者諸氏とともに10年間歩んできた。勿論、安楽に編集刊行を続けてきたわけではない。特集、公募特集、連載稿、特別寄稿等々、さまざまな方面にて独自の工夫と改良を毎号施してきた。その努力と方策は、既存学会誌や学術誌に少なくはない好影響を与えてきたと思う。われわれは、学会背景を有さない商業学術誌として、日本の学問史に意味ある1頁を加えたと云う自負と共に、購読、投稿、寄稿を通じて御支援を賜ってきた皆様へ心より感謝する。同人が発足した2015年から数え、10年目にあたる、2024年をもって、日本の社会学へ一定の使命を果たしたことを区切りとして、ここに一つの時代を区切ることとしたい。本号では、自由論題にて投稿論文を公募させて頂く。読者諸氏は奮って、自由な発想とイマジネーションの下で、社会学全般、社会学個別領域、社会学のありかた、日本社会学の現代史、社会学会・学術誌のありかた、社会学の将来像、等々、多様かつ多彩な投稿をお寄せ頂きたい(所謂なんでもアリ)。巻頭特集においては、同人が21世紀の学術シーンを駆け抜ける稀代かつ俊足なる学術ランナー『新社会学研究』に託してきた思いを「社会学の過去と現在と未来」と題して記す。今世紀を担う新世代社会学者諸氏が、このバトンを継いでくれることを望み、ここに、第9号のホイッスルを鳴らすことにしよう。チャレンジングな論考を幅広く公募したい。

【公募エントリー方法】

論文題目、概要、独創的な主張点等を2,000〜2,500字でまとめ、氏名、所属、連絡先アドレスを記したエントリーシート(書式自由、PDF、790KB以内)を、メールのタイトルに必ず【公募エントリー】と記した上で、『新社会学研究』編集同人事務局へ送って下さい。

【公募エントリー〆切】

2023年12月31日(日曜)

【査読について】

■論文主題や主張の独創性を中心に、編集同人によって、エントリーシートを検討します。内容によっては同人以外の社会学研究者に参考意見を求めることもあります。2〜3名に論文執筆を依頼する予定です。

■一次審査通過者の論文〆切は、2024年2月18日(日曜)です。

■提出された論文は、編集同人が査読し、適宜修正を依頼し、完成をめざします。

■論文の分量は(注、文献表示、図表も含み)20,000字です。執筆スタイルは、『社会学評論スタイルガイド(第3版)』 https://jss-sociology.org/bulletin/guide/ に準拠して下さい。

【エントリーシート送付先】

『新社会学研究』編集同人事務局

(甲南大学文学部社会学科 栗田宣義研究室内)

メールアドレス nekotarokurita@gmail.com

【編集同人】 樫田美雄 栗田宣義 好井裕明 三浦耕吉郎 関礼子 小川博司

【同人ウェブサイト】 https://js2016.blog.wox.cc/

(情報提供者・『新社会学研究』同人・小川博司)