第20回 日韓共同研究の可能性を探る~グローバル時代におけるメディア研究

2014 年度日韓国際シンポジウムを下記の日程で開催します。多くの会員の参加を希 望します。

日 時

2014 年 8 月 23 日(土) 午前 9 時受付開始 午前 9 時 30 分開会

開催場所

早稲田大学 早稲田キャンパス 26 号館多目的教室

テーマ

「日韓共同研究の可能性を探る~グローバル時代におけるメディア研究」

趣旨

2014 年は日本マス・コミュニケーション学会と韓国言論学会が共催で年 1 回開催する日韓国際シンポジウム(韓日国際シンポジウム)が 20 回を数える節目にあたる。
そこで、次世代へつなげる課題、研究テーマを両国から報告し、それぞれが抱えるメ ディア、ジャーナリズム、マス・コミュニケーションの問題―相手国のこういうところ が知りたい、日韓国内でメディアが対立しているなどというのも大きな柱―を報告し、 21 回以降の共通テーマや課題について議論するような場とする。
例えば、韓国、日本それぞれのメディアが、両国にまたがる“対立する”諸問題につい て、どういうスタンスに立ち、どう報じているのか。報道、論調はそれぞれの国内でも、 メディア間でかなりの開きがあり、一様ではない。メディアは「韓国対日本」という単 純な構造には収まらず、複雑な多重的・多層的な構造になっていると考えられる。固有 の問題と、共通する問題を検証し、報告し合う。
討論では報告された課題(研究テーマなど)が両国で共有され、今後のシンポジウム や両国研究者でその解決にあたる可能性などを議論する。そして共同研究が可能なテー マを見出す。
全体を通して、両国が政治レベルと文化レベルで共生・共感できる形を模索する機会 としたい。

【プログラム】

9:00 受付開始

9:30 開 会

会長挨拶
谷藤悦史(日本マス・マスコミュニケーション学会、早稲田大学)
金 東奎(韓国言論学会、建国大学)

10:00~11:00 セッションI:ジャーナリズム

「社論ジャーナリズムの限界:『慰安婦問題』における日本の全国紙の対立」
竹川 俊一(立命館アジア太平洋大学)
「東アジア勢力転換期における日韓関係とジャーナリズム: 日韓共同研究の提案」
朴 宣映(国民大学)

11:00 ~11:10 休憩

11:10~12:10 セッションII:放送

「2000 年代以降、バラエティ番組からみる日韓間の相互イメージ」
オ ユラ(東京大学大学院生)
「『一人世帯』における TV ドラマの再現と受容分析: 日韓の比較文化的なアプローチ」
金 秀貞(忠南大学)

12:10~13:30 昼食、休憩

13:30~14:30 セッションIII:メディア研究の現状

「大衆社会とメディアとの関係についての日韓比較研究に向けて」
阪本博志(宮崎公立大学)
「日韓における言論学研究の動向と展望:韓国の言論学術誌における日本を対象にした論文のメタ分析」
李 洪千(慶応義塾大学)・金 渭根(韓国言論振興財団)

14:30-~14:50 休憩

14:50~16:40 総合討論「グローバル時代の日韓共同研究の可能性」

司会 古賀純一郎(茨城大学)
奥野昌宏(成蹊大学)
山中千恵(仁愛大学)
韓 眞萬(江原大学)
元 容鎮(西江大学)

16:40 閉会 韓国言論学会次期会長挨拶

沈 載喆(高麗大学)

17:30 懇親会(高田牧舎)

※すべて同時通訳が付きます。
※参加費:500 円(資料代) 懇親会費(会員のみ):2,500 円
【事前申込不要/参加費・懇親会費は、当日、受付にて申し受けます】
※プログラムの内容は一部変更することがあります。